艶無し、汚れ多めのカーボンフレームを磨く

カーボンフレームを買った(中古で)

が、出品写真だと分からない細部の汚れや傷、艶の無い箇所などが多々ありまして。

素人DIYでどこまで綺麗に出来るか、色々試してみたので記録です。

 

汚れの確認

汚れや傷、フレームの状態確認です。


フレームはTIME VXRS。

ラグありのフレームなので、今時のカーボンモノコックフレームに比べると
段差が多い。

この段差の所に、汚れがたまっているのと
単純に全体的に艶が無い(くすんでいる)。

ってことで、どこまで綺麗にできるか、やっていきましょう。

ウェットティッシュで拭く

多分一番ライトな清掃作業。


どこの家にも大体あるであろう、ウェットティッシュでとりあえず拭いてみる。

 

結果

 

全然変わらん!!!!!!

 

つまり、砂とか埃とかそんなレベルの汚れではなく、「固着している系の汚れ」ということがわかった。

洗車

WAKO’S フォーミングマルチクリーナーと
隙間や凸凹部分はブラシでゴシゴシする。

↑自転車の掃除でよく使ってるので、割と洗浄力強いはず

 

結果

 

ほぼ変わらん!!!!!!

BB付近のグリスの付着とかは落ちた。

けど、積年の汚れは伊達じゃねぇ・・・!
そもそも単純な汚れの固着なのかどうかも怪しくなってきた・・・・

汚れ落とし(コンパウンドで磨く)

コンパウンドで磨く!

ゴシゴシしてダメなら、削るしかねぇ!

ということでコンパウンドで磨きます。

 

僕はコンパウンドにそこまで詳しいわけではないので
カー用品コーナーに売っている、コンパウンドセットを買います。


内容は下記の通り。

・傷消し用(3000番)
・仕上げ用(7500番)
・鏡面仕上げ用(9800番)

 

コンパウンドで磨くということは
塗装を削ることになります。

いきなり3000番の傷消し用からスタートしてもいいんだけど
ビビりの僕は、一番研磨力が弱い9800番からいきます。

9800番でダメなら、7500番。
7500番でダメなら、3000番。

という感じで、石橋を叩きまくって渡ります。

 

結果

9800番、7500番ではまるで汚れが落ちず
結局、3000番で磨けばある程度汚れが落ちる、という感じでした。

 

BEFORE

AFTER

 

中には、3000番でも、まるで消えない汚れもありました。

何の汚れやねん・・・・!
と、磨きながら考えますが、よくわからないので、考えるのをやめて無心で磨きます。

今回はこれ以上小さな番手のコンパウンドがないので
3000番で落とせるところまで落とします。

 

あまり小さな番手にしすぎると
クリアや塗装をがっつり削ってしまう可能性があるので
コンパウンドかける際は徐々に番手を下げていきましょう。

ペイントリペア

3000番で磨き終わる頃には
ひたすら手作業ゴシゴシで2時間程経過していました。

取れる汚れもありますが、磨けど磨けど、全く取れない汚れもあります。
また、元からクリアが剥がれている箇所もちらほらあるため
コンパウンドだけでは、完璧に綺麗にはできない、という結果です。

なにより疲れます。

ポリッシャー(磨くための電動工具)があれば全然楽なんだと思いますが
持っていないので、プロに頼ります!

 

今回ペイントリペアを実施していただいたのは
cicli17さんです。

HP見て頂いても分かる通り、リペイントとクリア塗装まで実施してもらえます。

僕はたまたま家が近いので、フレームをそのまま店に持ち込み
見積り ⇒ 価格・納期に納得がいけば依頼、というかたちでした。

とても親身に対応していただけることと、価格も個人的にはリーズナブルと
感じるので、フレームのリペイントをしたい方は是非。

 

僕の持ち込んだフレームは補習対象箇所が結構あったので
作業期間4週間で預けることになりました。

 

フレームが戻ってきたらまた報告したいと思います。

 

フレームが戻ってきた

僕が預けたフレームですが、状態はあまり良くなく
全体的な補修に1か月ほどかかりました。

・クリアの剥がれ
・全体的なくすみ
・塗装の剥げ

上記補修が全体的にあるので、かなり大変だったとのことです・・・
すみません!そしてありがとうございました!

 

さて、リペア前とリペア後を見てみましょう。

リペア前その1

リペア後その1

 

リペア前その2

リペア後その2

 

リペア前その3

リペア後その3

 

リペア前その4

リペア後その4

 

リペア前その5

リペア後その5

 

撮影したロケーションや角度が違い、わかりづらいかもしれませんが
くすみが取れて、かなり白くなりました。

また、クリア剥げや、塗装の欠けがひどいところはパッと見わからないぐらいまで
かなり綺麗にリペアされています。

ロードバイクは、乗れば乗るほど汚れていく乗り物です。

どんなに丁寧に乗っていても、飛び石や、ほこり、壁に立てかけた時の小さな傷が積み重なっていきます。

ある程度汚れた時に、次のフレーム・自転車に乗り換えも一つの選択だと思いますが
今回のようにペイントリペアという方法も全然アリだと知ることができました。

cicli17さん、ありがとうございました!

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